であいとわかれ

なにもいらない
真っ白なだけの部屋で泣いてた
夢かとおもった
それくらいに残酷だった

痛いとおもうそれも
すこしまぼろしの真似だったから
愛情は支配をやさしくすてて
ふりかえる間もなかった

ゆきさきが海原でも
星のおわりはそこにある
うそくらいついたってなにも変わらないよ
傷んでゆく錯覚が
せめてきみと同じだったらよかった

背中がかたるよりつよく
さよならとかいこうを愛してる

だって夢がよかった
きみと空がとおかった

20061018