街路樹は光らないでいい
暗やみでてらしてよとせがむ子どもの背中
天使だって、
わらってしまうね
支えるものがなにもないので
依存のように見えるかもしれない
今夜
幕をとじた作文を読みかえす
だから
枯れ井戸にダイブ!
空色のケイブ!
まぼろしみたいにきれいじゃない
もっとそれよりおろかな何か
息をとめるところを間違えたんだ
ただそれだけのことだった
静寂が恋しいだけで
悲しむほどでもないんだよ
忘れるのがかしこいのなら
ぼくはずっと覚えてる
永遠にノイズ!
やさしさとメイズ!
なにもかもが愛だったあの日に
戻りたいとは思わない
きみのまぶたさえ
嘘しか許せない鳥かご