アイ

果実のゆるいかおり
ぼくはちょっとかなしい

ふるえる目ぶた
拒むのさえもおそろしかった

とおい、果てがとおい
だから忘れたい
この目にやきついたぜんぶ
愛のまねごとみたいで
おさなかったんだ
きっと憎んでた

それでもしあわせだった
(これしか知らなかった)

20061210