深すぎた海底の午睡

やみとひかりの奪い合いが滑稽で
昼はずっと眠っていた

残酷になりきれない弱さを
あなたは嘲笑混じりに論じていたから

諦めは天窓からさす太陽の野次にまけて
決められた形を失ってゆくらしい

わたしは事実と真実の差異に
ただひれ伏すことだけを享受していた

目覚めても何もかわらない

20070223