ひびわれてゆく
空気の重さをきみは知っていた
痛みにしか思えないような快楽でも
出口はいずこかにあった
光らない未来がきれいなのは
そこに明日があると予知できるからで
だれも幻を疑わない現実を認めるのは
存外おそろしい作業だった
やさしくなる
同じ手触りで違う温度
かなしくなる
なにも愛せない仕組みの世界
ひびわれてゆく
空気の重さをきみは知っていた
痛みにしか思えないような快楽でも
出口はいずこかにあった
光らない未来がきれいなのは
そこに明日があると予知できるからで
だれも幻を疑わない現実を認めるのは
存外おそろしい作業だった
やさしくなる
同じ手触りで違う温度
かなしくなる
なにも愛せない仕組みの世界
20070413